【Dr.河合の包茎コラム第04回】包茎の方が注意すべき病気
- 【記事執筆】
河合 成海
アトムクリニック院長
包茎治療実績15,000件以上。包茎で悩む男性に役立つコラムをお届けします。
包茎の方が注意すべき病気
- 不衛生
- 匂い
- 繰り返す包皮炎
- コンジローム感染
- 性病をもらいやすい環境
- 狭窄が生じ(カントン包茎や真性包茎)になる事がある
包皮が被っていることで湿潤状態になっているため、細菌などが繁殖しやすく匂いや恥垢が溜まりやすいです。その状態で性行為を行う事はパートナーへ感染や炎症を引き起こす可能性があります。
包皮炎を繰り返す事が多く、悪化すると包皮に傷がつき包皮口が狭く剥けにくく皮膚が変性する事があります。コンジロームや性感染症をもらいやすい状態です。
真性包茎で恥垢を放置し続けたり、コンジロームを無治療にしていると陰茎がんのリスクも高まると考えられます。
清潔にしている事が大事ですが、逆に洗いすぎによる包皮炎を合併している患者様が多いです。
外用薬を使用しても洗い過ぎの炎症は難治性のことが多いです。
コンジロームは再発率も高く、子宮頸がんを含めてパートーへの感染を起こすリスクが高まるため、早急に治療したほうが良いでしょう。当院では電気メスを使って除去します。
狭窄を生じている例で性交渉に支障がある、包皮炎を繰り返す状態は包茎手術の適応になると考えます。
包茎を治療すべきかどうかお悩みの方へ
包茎(狭いところがあり剥けない(真性包茎)、もしくは剥きにくく勃起時は痛みを生じる(カントンタイプ、狭い仮性包茎))の方は上記のような合併症を起こしやすいため包茎手術を勧めます。
初めは慣れるのに時間がかかりますが、性生活にストレスなく過ごすことができるようになります。
病的でない包茎(仮性包茎)の方でも以下のような理由で美容的に手術をされる方はたくさんいらっしゃいます。
また同じように包皮炎や匂い、感染症を比較的起こしやすい状態ではあるので悩まれている方には是非手術も選択肢に入れていただきたいと考えています。
- 平常時に包皮が被っている見た目が気になる(銭湯など)
- 包皮の炎症を繰り返す
- 毛が絡む
- 臭いが気になる
- 勃起時にも包皮が被るため、ゴムがズレやすい
- 介護の段階になった時に清潔でいたい
- 最後の時を迎える時の見た目を良くしたい
河合成海
最新記事 by 河合成海 (全て見る)
- 【Dr.河合の包茎コラム第13回】包茎手術後の勃起について - 2021年1月28日
- 【Dr.河合の包茎コラム第12回】包茎手術の失敗事例と医師からのアドバイス - 2021年1月5日
- 【Dr.河合の包茎コラム第11回】包茎の基準(定義)とは?タイプ別に解説します - 2020年12月28日