【Dr.河合の包茎コラム第03回】仮性包茎とは?原因から改善方法まで解説
- 【記事執筆】
河合 成海
アトムクリニック院長
包茎治療実績15,000件以上。包茎で悩む男性に役立つコラムをお届けします。
仮性包茎の症状
包皮を翻転させることが容易で包皮口の狭窄がない、平常時は被っているような状態を一般的に仮性包茎と呼びます。勃起時にも被るほど余剰包皮がある場合もあります。
平常時は本来の包茎(狭いところがあり剥けない)に見えるため、偽性の意味の仮性という名前がついています。
一般に最も多いタイプで病的な合併症などが生じない限り医学的には手術の必要性はありません。以下に示すような理由で整容的に手術が行われます
- 平常時に包皮が被っている見た目が気になる(銭湯など)
- 包皮の炎症を繰り返す
- 毛が絡む
- 臭いが気になる
- 勃起時にも包皮が被るため、ゴムがズレやすい
- 介護の段階になった時に清潔でいたい
- 最後の時を迎える時の見た目を良くしたい
仮性包茎になってしまう原因
仮性包茎は剥くことが容易で狭窄を認めないもの(一般的には正常な状態)を指しますが、余剰包皮の余り方は個人差があり成人時点での個人差は千差万別です。
医学的には正常なタイプになるので原因というのは特にありませんが、小児期、思春期の洗い方やマスターベーションの仕方(俗にいう皮オナ)で差が出ると考えられます。
亀頭とのサイズ差があれば剥いてもすぐに戻ってしまうため、整容的、衛生的な目的で手術の対象となってきます。
仮性包茎であることのデメリット
整容的に気にされる方は多いようです(真性包茎と間違われることが多いため)。
平常時から露茎している方に比して不衛生に成りやい状態と言えます。
亀頭や内板包皮が未成熟だと亀頭包皮炎を起こしやすい、外的に防御力が劣るため性感染症などをもらいやすい状態と言えます。
仮性包茎の改善方法
平常時から露茎状態にしたいということが目的であれば、露茎を目的とした美容的な包茎手術を受けるか、亀頭と包皮口の差があるようであれば増大術も選択肢に入ってくるかと思います。
河合成海
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