【医師監修】切らない包茎手術の3つの方法
- 【記事監修】
曽山 浩輔
セイコメディカルビューティクリニック勤務
日本美容外科学会 美容外科専門医
日本先進医療医師会 会員
日本産婦人科学会 会員
ラ・サール高等学校卒業、九州大学医学部平成11年度卒業、九州大学医学部附属病院に入局。その後、大手美容外科クリニックの院長を歴任し、現在はセイコメディカルビューティクリニック勤務。
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一般的な包茎手術は「余った包皮を切る」というやり方で、病院の泌尿器科は勿論、ほとんどの包茎手術クリニックが切る手術を採用しています。
しかし、切る包茎手術には「手術跡が残る」「セックス1ヶ月禁止」「激しい運動禁止」といった、人によっては許容することが出来ないデメリットがあります。
「包茎は治したい。でも、すぐにセックスしたいし仕事も体を使う仕事だから、切らずに治したい」という方におすすめなのが「切らない包茎手術」です。
切らない手術って具体的にどうやるの?安全性の面で問題ないの?など、やり方が一般的ではないため不安に思うかもしれません。
切らない手術とはどういうものかについて説明したうえで、切らない包茎手術を行っているクリニックの中でも特に評判の良いクリニックについて、手術方法から費用までご紹介します。
切らない包茎手術とは?
包茎手術といえば、余分な包皮をメスで切り取り、切除箇所を縫合する手術が一般的です。それに対して切らない包茎手術は包皮を切ることはありません。もちろんメスも使用しません。
どうやって切らずに包茎を治すのかはクリニックによって様々なやり方がありますが、主な方法として以下の3つの方法があります。
亀頭を増大し、包皮被りのストッパーとする方法
仮性包茎の原因は包皮余りです。包皮の余り具合が強い場合は切る手術が最適ですが、軽度の包皮余りであれば亀頭を大きくするだけで、包皮が亀頭に引っかかって亀頭に被らなくなります。
亀頭を増大する方法ですが、ヒアルロン酸を注入する方法が一般的で、ほとんどの包茎手術クリニックが対応しています。
亀頭増大について詳しくは「亀頭増大(強化)手術が必要なサイズとは?小さい原因と手術のメリット」をご覧ください。
皮を剥いた状態で余った皮を根本で固定する方法
手で包皮を剥き、医療用の糸を使って根本で固定する方法です。
この方法ですが、糸で固定して剥けている状態に矯正するという考えに沿った方法であるため、軽度の仮性包茎でなければ効果が期待できないと言われています。
埋没しているペニスを伸ばし包皮余りを解消する方法
体内に埋没しているペニスを引っ張り出して固定し、ペニスを長くして包皮余りを解消する方法です。
包茎の原因は包皮の余りですから、ペニスが長くなれば包皮の余りが解消されるということになります。
切らない手術のメリット
切らない包茎手術のメリットとしては以下があります。
手術跡が目立たず周りにバレない
最大のメリットは手術跡が目立たず、手術したことが周りにバレにくいという点です。
切る手術は術後の見た目がどうしても不自然になってしまいます。代表的なものがツートンカラーです。
余った包皮を切った後、これまでずっと外に出ていたペニスの棒部分の皮と、外に出ることのなかった皮の内側を縫合するため、どうしても急激な色の変化が出てしまいます。
自然に剥けているペニスは根元から亀頭にかけてグラデーションで色の変化をしていますので、その違いは一目でわかってしまいます。
切る手術でも手術跡を目立たなくする「亀頭直下埋没法」という方法がありますが、こちらはまだ自然ですが、根本から亀頭までが同じ色となり、自然なグラデーションではありません。
切らない手術は自然に剥けているペニスと同じ自然な見た目になるため、手術跡が目立ちません。
術後の制限がほとんどない
切る包茎手術は術後に多くの制限があります。代表的なものとしては、
- セックス(オナニー)は4週間禁止
- 飲酒は1週間程度禁止
- 入浴は1週間程度禁止
といったものです。これらの制限の理由は包皮の切除、縫合を行っているためです。
一方で切らない手術の場合これらの制限がなく、セックスも当日から可能となります。身体を動かす仕事をしている方にとってはとても助かりますね。
セックスの感度が低下しない
切る手術は性感帯である包皮内板(皮の内側)を切除するため、人によっては若干の感度低下を感じる人がいます。切らない手術では感度低下はありません。
手術費用が安い
切る包茎手術の場合、見た目を気にしない一般的な手術方法でも平均で5万円~10万円の費用が一般的です。一方で切らない手術の場合、安いところでは25,000円から行っているクリニックもあります。
※手術方法、クリニックによって異なります。
また、手術時間が30分程度で終了するのもメリットです。
切らない手術のデメリット
切らない包茎手術のデメリットとしては以下があります。
真性包茎、カントン(嵌頓)包茎は受けられない
切らない手術が行えるのは仮性包茎のみとなります。真性包茎、またはカントン(嵌頓)包茎の場合は切る手術が必要となります。また、仮性包茎でも軽度の仮性包茎でなければ効果がない場合もあります。
切らない手術で治るかどうかは実際にカウンセリングに行き、ペニスの状態を医師に診断してもらわなければなんとも言えません。
効果が継続しないことがある
切らない包茎手術を受け、しばらくは常に剥けている状態が続いたが、しばらく経ったらまた以前のように皮を被ってしまった、ということがあります。これは、剥き癖を付けるという方法での手術の際に起こる可能性があります。
手術費用が無駄になってしまいますので、カウンセリングでペニスの状態を診察してもらい、効果が出るかどうかを確認しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。切らない包茎手術とはどのようなものかを紹介させていただきました。
記載したとおり、切らない包茎手術は仮性包茎の方しか受けることが出来ず、また仮性包茎であっても医師の診断結果によっては切る必要があると診断されることがあります。
もしも切らずに治せるのであれば、切る手術に比べて様々なメリットがありますのでとてもラッキーだと言えます。
また、切らない手術と言っても「根本で固定して剥き癖を付ける方法」と「ペニスを長くして皮余りを解消する方法」の2種類あります。
出来れば両方のクリニックから話を聞き、メリット・デメリットを比較し検討することをおすすめします。
石水朋哉
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