【Dr.河合の包茎コラム第05回】包茎手術の痛みと麻酔について
- 【記事執筆】
河合 成海
アトムクリニック院長
包茎治療実績15,000件以上。包茎で悩む男性に役立つコラムをお届けします。
包茎手術時の痛みについて
手術中は痛みがないことを確認した上で進めていきますので、ほとんど痛みを感じることはありません。
初めの麻酔のチクっとした痛みはありますが、可能な限り痛みを軽減するために、貼る麻酔、スプレータイプの麻酔を併用と段階麻酔を行い、針の太さ・長さを適切に使用するなど工夫をしています。耐え難い痛みが生じることはありません。
実際に麻酔の痛みで手術が中止になった例はありません。
包茎手術の際に行う麻酔について
局所麻酔薬を使用します。一般的には出血を抑えるエピネフリン添加薬、そうでない麻酔薬、また、早く効果が出て早く切れる短期型、その逆の中長期型と局所麻酔薬にも種類があります。
私は短期型と中長期型を混合することにより、効果時間と中毒量に達しないように工夫をしています。
クリニックによっては吸入型の笑気麻酔や静脈麻酔などを使用します。一長一短がありますが、私は局所麻酔薬のみで十分と考えています。
手術後の痛みについて
手術後麻酔の作用は徐々に切れていきます(開始からおよそ1時間程度、安全も考慮し帰宅時には感覚は戻るように麻酔します)。
ほとんどの方で痛みは出現しないことが多く、あっても痛み止めで収まる軽いじんじんした痛みが数日出る程度のようです。
いわゆる朝立ち(勃起時)時には痛みが数日継続する例もありますが日ごとに収まります。
真性包茎や亀頭の敏感な方は、違和感が強く出る方も稀にいらっしゃいますが徐々に慣れていきます。
ヒアルロン酸などのフィラー剤を注射した場合には1週間程度は圧迫や勃起などで痛みを生じることもあります、これも痛み止めで消失する程度です。
出血や血腫など合併症を伴う例では強い痛みを生じることがあり、術後の痛みは合併症のサインと考えても良いでしょう。
河合成海
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