【Dr.河合の包茎コラム第01回】真正包茎とは?原因から改善方法まで解説
- 【記事執筆】
河合 成海
アトムクリニック院長
包茎治療実績15,000件以上。包茎で悩む男性に役立つコラムをお届けします。
真正包茎の症状
出生時より包皮を剥くことが出来ない状態です。
成人してもこの状態ですと亀頭が包皮と強固に癒着してしまったり、亀頭の発育不全が起こったり、恥垢がたまり非常に不潔な状態となります。性行為ではつっぱりが強く痛みを伴うこともあります。
真正包茎になってしまう原因
出生時の状態でそのまま成人してしまったため、病的には発育異常が隠れている可能性もありますが、多くは二次性徴の起こる小児期以降、剥いて洗わなかった、マスターベーションにて亀頭を露出しなかったなどが原因として考えられます。
二次的に真性包茎になった場合は、包皮の外傷や糖尿病の罹患により包皮が期弱化、炎症の継続から瘢痕萎縮をきたしている可能性もあります
真正包茎であることのデメリット
多くは勃起時に剥くことができないため、性交渉ではつっぱり痛みを生じたり、不衛生な状態になりやすいと言えます。恥垢が溜まることが多くパートナーへも刺激物質として炎症させてしまったり長年放置しておくと陰茎がんの発症の原因になることもあります。
包皮口が極端に狭くなってしますと尿路の障害をきたすこともあります。
医学的にも整容的にも手術の対象となる状態です
真正包茎の改善方法
手術が改善方法になります。出生時や乳幼児期には背面切開を選択されることもあります。諸外国では割礼という理由で環状切除手術が行われるケースも多々あります
小児期は全身麻酔のリスクがあるため、嵌頓状態を起こしたり繰り返す感染症、排尿障害などの合併症があれば行われることもありますが、基本的には二次性徴が終わっても(成人性器)剥くことができない場合手術の適応となります。
成人してからのステロイド外用や拡大する器具を使っての方法は改善の見込みが少ないか、逆に合併症を起こしてしまうかもしれません。
河合成海
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