公開日: 2016.04.30
更新日: 2022.04.15

日本人男性の包茎割合は？【397人にアンケート】

温泉や銭湯など公衆浴場で見ると、意外なほどに包茎の人は少なく、ほとんどの人が剥けているように思います。そういった状況におかれると、「包茎はごく少数派なのではないか？」と不安を感じ、コンプレックスに感じている人も少なくないと思います。

しかし、実際には日本人の包茎割合は約7割と言われており、むしろ包茎の人が多数派です。

他人が包茎かどうかは仲の良い友人であっても少々聞きにくいことです。そこで、当サイトでは包茎の男性397人にアンケートを行いました。

アンケートの結果をもとに、日本人の包茎の割合がどの程度なのかをまとめましたので参考にして下さい。

日本人の包茎割合

前述したとおり、日本人の約7割は包茎です。しかし、包茎とは言っても「仮性包茎」や「真性包茎」、「嵌頓包茎（カントン包茎）」など3つの種類に分類されます。

ここでは、包茎の種類についてのアンケートを元に、種類別の割合を説明します。

アンケートの概要

アンケートの概要については以下のとおりです。

アンケート回答者

日本国内に在住しており、18歳以上の包茎男性397人

回答者の年齢分布

10代	20代	30代	40代	50代	60歳以上
4人	77人	118人	135人	45人	18人

アンケート実施方法

インターネット

アンケート実施期間

2018年3月13日～3月26日

種類別の包茎割合

包茎には以下3つのタイプがあります。

仮性包茎
真性包茎
嵌頓包茎（カントン包茎）

アンケートでは、包茎の男性に対して「あなたの包茎の種類を教えてください」と質問しました。

結果は以下のとおりです。

仮性包茎	真性包茎	嵌頓包茎
361人（90.9%）	27人（6.8%）	9人（2.3%）

予想通り、9割以上が仮性包茎でした。

仮性包茎とは自分で皮を剥くことが出来るが、普段は亀頭が包皮に覆われている状態です。仮性包茎の場合、入浴時に自分で皮を剥いて恥垢を取り除き清潔な状態を維持することができます。そのため女性に嫌われる不衛生な状態や臭いといった問題はケア出来ます。

その一方で、子供のような見た目がコンプレックスになったり、早漏の原因といったデメリットがあります。

真性包茎と嵌頓包茎（カントン包茎）の数は少ないですが、包皮内を衛生的な状態に保つことが難しく、様々な病気のリスクがあります。そのため早急に手術による改善が必要な状態です。また、不衛生さや臭い等により女性からは嫌われています。

包茎の種類について詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

【医師監修】包茎の種類は3タイプ。タイプ別の原因とリスク、治し方

年齢別・種類別の包茎割合

以下の表は包茎の種類を年齢別にまとめたものです。

	仮性包茎	真性包茎	嵌頓包茎
10代	2人（50.0%%）	2人（50.0%%）	0人（0.0%）
20代	68人（88.3%）	5人（6.5%）	4人（5.2%）
30代	105人（89.0%）	11人（9.3%）	2人（1.7%）
40代	126人（93.3%）	6人（4.4%）	3人（2.2%）
50代	43人（95.6%）	2人（4.4%）	0人（0.0%）
60歳以上	17人（94.4%）	1人（5.6%）	0人（0.0%）

ご覧いただくと、40歳以上は仮性包茎の割合がすべての年齢で90%以上となり、真性包茎・嵌頓包茎（カントン包茎）の割合が低下しています。

推測ではありますが、年齢が高くなるにつれて健康リスクへの不安が高まり、真性包茎や嵌頓包茎（カントン包茎）は手術を受けているのではないかと思われます。

真性包茎の年齢別の割合

包茎の中でも健康リスクがあり、治療が推奨される真性包茎ですが、「何歳ごろまでに治らなければ治療を受けたほうが良いか？」というのは男児を持つ親御さんも気になると思います。

真性包茎は先天性のものと後天性のものがありますが、新生児の段階ではほぼ全員が真性包茎の状態であり、成長によって自然に治ります。以下は年齢別の真性包茎の割合です。

年齢	真性包茎の割合
新生児	ほぼ100％
1歳未満	約80％
1歳～5歳	約60%
小学生	約30%

真性包茎の割合は思春期以降でさらに少なくなります。医師に相談をするのであればせめて小学生になるころまでは待っても良いかもしれません。

真性包茎には生まれつきのもの（先天性）と生まれてからおこるもの（後天性）があります。真性包茎は年齢が上がるにしたがって少なくなり、新生児ではほぼ100％、１歳までの乳児では約80％、１歳から５歳の幼児では約60％、小学生では約30％でみられ、思春期以降ではさらに少なくなります．

日本小児外科学会より

コンプレックスに感じている人の割合

包茎のコンプレックスと言えば、なんと言っても多いのが「見た目」です。亀頭が包皮に覆われたペニスが「子供のようだ」とコンプレックスに感じる人も多いのではないでしょうか。

ここでは、包茎をコンプレックスと感じているか？また、コンプレックスと感じる時はどんな時か？について、アンケートの結果を元に紹介します。

包茎をコンプレックスに感じている？

包茎の男性に対し、「包茎をコンプレックスに感じているか？」と質問をした結果は以下のとおりです。

包茎をコンプレックスと感じている人は約6割でした。

コンプレックスに感じることなく生活している人も4割もいるということです。必要以上に深刻に悩む必要もないということもないのではないでしょうか？

コンプレックスに関する年齢別割合

続いては、コンプレックスと感じる人と感じていない人の年齢別の割合です。以下のような結果となりました。

	コンプレックスと感じる	コンプレックスと感じない
10代	1人（25.0%）	3人（75.0%）
20代	38人（49.4%）	39人（50.6%）
30代	78人（66.1%）	40人（33.9%）
40代	83人（61.5%）	52人（38.5%）
50代	21人（46.7%）	24人（53.3%）
60歳以上	11人（61.1%）	7人（38.9%）

特筆すべきは30代40代でコンプレックスに感じている人が多いという結果です。そして50代で減少しますが、60歳以上で再び増加します。

最近は高齢者でも包茎手術を受ける人が増加しているといいます。理由は介護への備えだそうです。将来入浴や着替えに介護が必要になった時、息子や息子の嫁、介護士さんに包茎ペニスを見られたくない、男の威厳を保ちたいという思いのようです。

コンプレックスの原因別の割合

続いて、包茎がコンプレックスだと回答した人に対し、コンプレックスの原因はなにか質問しました。

結果は以下のとおりです。

見た目	114人（49.1%）
早漏	33人（14.2%）
ペニスのサイズ（短小）	32人（13.8%）
におい	27人（11.6%）
不衛生	25人（10.8%）
その他	1人（0.4%）